パルナ書房

京の表は壬生、裏に回れば島原の町の本屋~2013年4月でパルナ書房は閉店いたしました。

閉店のお知らせ             〜店長

今回は残念なお知らせです。

4月25日をもってパルナ書房を閉店することになりました。

京都の壬生、島原という新撰組ゆかりの地で 1986年8月開店以来 27年間にわたって町の本屋を営んでまいりました。
皆様の長らくのご愛顧に誠に感謝致します。

パルナ書房は終戦直後の混乱期に先々代が西院六角の長屋で開業し
80年に先代がサラリーマンをしながら家業として継続
一旦、休業後に 85年に京都の吉祥院でパルナ書房の屋号で開店。
86年に現在の JR 丹波口駅前にて開店しました。
当時はわずか20坪の小さな本屋をさらに8坪と12坪に区切り
8坪でコミックスのレンタルを、12坪で新刊書店を併せて営業しておりました。
古くからお客様などは今も時折その頃のお話をされます。
本当によくもまあ、あの小さなスペースでやったものだと関心します。

この辺りは京都のイメージとは異なり
中央市場の町でもありまして、
いなせなお兄さんたちが朝一番で当店をご利用いただいて
本屋なのに魚くさい匂いが漂う独特の風情を醸しだしておりました。

私がパルナ書房に入ったのは阪神大震災のあった95年
翌年に先代が急逝したため引き継ぎました。
店長になった直後の96年に内装をリニューアル
レンタルコミックスを止めて新刊専門の書店になりました。

2004年より書棚の編集に力を入れ始めて
2007年あたりから歴史の棚に注目し
そして特に時代小説に特化してまいりました。

もともとこの界隈は駅前でありながら
一筋離れた東側の五条壬生川に喫茶店や飲食店が複数あったのですが
この頃から大型のスーパーストアが千本五条の西側にできはじめ
人の流れも変わり五条壬生川のお店なども閉めていかれたようです。

そしてどうやらパルナ書房もここでの役割を終えたようです。

重ねて皆様の長らくのご愛顧に感謝致します。