パルナ書房

京の表は壬生、裏に回れば島原の町の本屋~2013年4月でパルナ書房は閉店いたしました。

「鬼役」坂岡真の魅力 その一      〜店長

「鬼役」 坂岡真

幕府御膳奉行、矢背蔵人介
養母と妻に頭が上がらぬ中年の貧乏旗本
将軍家毒味役、またの名を「鬼役」
田宮流居合術の使い手
先代より裏の役目を引き継ぐ者

幕政の闇を正す!
腐敗した幕閣、信じる上役の裏切り
正義の行方もわからず
武士の矜持のみが孤高の闘いを支える
その生き様、堪能せよ

「鬼役」POPに私が書いたキャッチコピーです。

昨年から大プッシュしている時代小説「鬼役」シリーズ
昨年4月から7ヶ月連続で発売された書下し時代小説文庫です。

坂岡真先生は「照れ降れ長屋風聞帖」「うぽっぽ同心十手裁き」といった人気シリーズを出している定評のある作家です。
アットホームな人情物のイメージがありますが
今回の「鬼役」は非常にハードな物語に仕上がっています。
冒頭からいきなり問答無用の暗殺シーンです。
斬って斬って斬りまくってちょっと斬り過ぎなんじゃないかといった感じですがそこ
は書下し時代小説の醍醐味というものです。

主人公は将軍家の毒見役矢背蔵人介、うだつのあがらない痩身の貧乏旗本です。
養子ゆえに養母に頭が上がらず、気の強い妻を持て余す。
しかしその別名は「鬼役」、田宮流居合術の使い手でもあります。
毒見役は表の役目、裏の役目は密命による暗殺。
先代より引き継いだ重い宿命をおった武士の物語です。
幕政の闇はどこまでも深く、誰が味方か、何が正しいのか、正義の行方もしれず
ついには密命を下した上役まで斬ることに・・・
その武士の矜持に支えられた孤高の闘い、生き様にハマります。

POPの出来も気に入ったので
光文社発行の小冊子「鉄筆」に
時代小説「鬼役」の魅力と「時代小説販売のセオリー」を寄稿しました。
お客様にも読んでいただけるように店頭に置いております。
お持ち帰り頂けます(フリーペーパーです)。

それが昨年10月
そしたら11月に坂岡真先生がご来店下さり色紙にサインを書いてくださいました!

そして今年4/11、八巻が発売されることに!
次回八巻「覚悟」についてお知らせします〜