パルナ書房

京の表は壬生、裏に回れば島原の町の本屋~2013年4月でパルナ書房は閉店いたしました。

ゴールデンウィーク

久しぶりの更新になります。
こんにちは!パルナ店員の泉です。

最近関西では平城遷都で盛り上がっているようで、パルナにいるときにも奈良の観光本についてお客様に聞かれたりすることが多くなってきました。私も奈良は小学校の修学旅行以来行っていないので、この機会に是非いってみたいなと思っています!
日本史はあまり得意ではないほうですが、古代の遺跡が残ってたりするとすごく興奮してしまうタチなので、奈良に行ったら遺跡めぐりとか出土品めぐりとかをしてみたいです!あとは鹿せんべいを食べたりとか、鹿さんにお触りしたりとか、やってみたいことはたくさんあります!せっかく関西にいるんですから、行ってみないといけませんよね!

それでは、本の紹介に移りたいと思います。

今回は創元社さんの『ローマ教皇』です。
皆さんはローマ教皇と聞くとどういったことを思い浮かべますか?
私はキリスト教とか、コンスタンツ公会議アタナシウス派叙任権闘争、グレゴリウス8世…とかいった世界史で習ったような知識しか出てきません怜
あとは映画の知識でコンクラーベとか、意外と知ってることって少なかったりします。

私はキリスト教徒じゃないのですから知らないのは当たり前なのかもしれませんが、世界史好きとしてそこは好奇心で知りたいと思ってしまうんですよね!
そんな私のようなひとにお勧めです!
これを読めばローマ教会の光も闇も分かっちゃいます。しかもカラーで!
うっとりするくらい綺麗です。字を読むよりついつい眺めてしまいます。

ローマ教会はイエスの弟子であるペトロとパウロが創設したことはみなさんご存知のことだと思いますが、キリスト教はこの2人以前にもローマで布教されていたんです。
ペトロとパウロがイエスの教えを説き、殉教したことから、ローマの教会の創設者が2人であるとみなされるようになったんですね。
だから2人の加護に恵まれたローマの教会がペトロとパウロの2人から授かった正しい教えを代々受け継いでいる場所だと考えられるようになり、栄えていったというわけなんです。
う〜ん、奥が深い。

今ではキリスト教は世界のいたるところで信仰されているので、あまり布教に至るまでの苦労には結びつきませんが、4世紀の初頭にはローマ皇帝による迫害のための苦難の時代があったり、8世紀にはランゴバルト族の脅威におびえたり、11世紀には皇帝と叙任権をめぐって争ったりと常にローマ教会は争いの中にあったようです。
しかしこんなものは序の口で、のちにカトリックからプロテスタントが派生してくると事態はもう大混乱で、ご存知ユグノー戦争や30年戦争が勃発してヨーロッパ各地で大量虐殺が起こってしまいます。宗教の違いで人間をたくさん殺してしまうのはなんだか矛盾しているような気もするのですが、とにかくすごく血なまぐさい歴史だなぁと思います…。

中学生ごろの私は純粋にヨーロッパの歴史やキリスト教を美しいものと勘違いしていましたが、今改めてローマの歴史を知ると気味が悪くて身震いしてしまいます。

このころまではローマ教皇はヨーロッパ全体の支配者として君臨していたのですが、30年戦争終結後からは教皇のヨーロッパから皇帝のヨーロッパへ様変わりしていきます。
権力を振るった教皇の時代がひと段落したということですね。

長々と語ってしまうと楽しみも減ってしまうと思いますので、ここから先は皆さんも読んで感心してみたらいかがでしょうか。
世界史好きにはたまらないですよ!

それでは今回はこのへんで。泉でした!