パルナ書房

京の表は壬生、裏に回れば島原の町の本屋~2013年4月でパルナ書房は閉店いたしました。

最近のパルナ〜店長

1年近く更新を怠っておりました。
よって、まずはパルナと店長の近況をご報告いたします。

昨年、サブプライムローンに端を発した世界恐慌が書店業界にもおよび
さらに春になってインフルエンザの影響をもろに受け、
年末から現在に至るまでパルナも含めて書店業界は深刻な売上減少をきたし
回復の糸口もつかめておりません。

パルナは時代小説をあの小さなスペースの中で大きく展開し、
”何じゃこりゃ”
とお客様に言わせる棚作りをこの数年しておりました。
時代小説ファンのお客様も増えて順調でしたが、
その方針を転換していわゆる書店棚構成のセオリーに沿った棚換えをいたしました。
こだわりや特徴はより強く打ち出して、
でも新刊やベストセラーはよりわかりやすく買いやすい!
そんな狙いを込めたプチリニューアルをこの4月にいたしました。
さらに6月、コミックスの書棚を増やしました。
おかげでパルナの店内はまるで迷路のようになっております
いろんな意味で楽しんでいただけたらと。


後日写真をアップいたします。

さて最近、パルナの取材が増えてきました。
昨年11月に絵本館ミニコミ誌「ともだち」の取材をうけました。
京の町の本屋を訪ねるという趣旨でライターはK氏
絵本館の花田さんと三人で飲みに行くというお話しはいつ実現するのでしょう。

昨年末にはαステーションの番組
「Route894」の取材を受けました。
光村推古書院のベストセラー「京都時代MAP」をご存知でしょうか?
パルナは歴史の棚に力を入れているということで「京都時代MAP幕末編」と新撰組を絡めて
紹介していただきました。
新創社 のAさんありがとう。
2月に番組が放送され
4月には時代MAPブログにも掲載されました。

さらに今年に入って3月、「月刊京都」の取材を受けました。
2009年6月号の京都の書店特集で掲載していただきました。

でもこういう取材を受けながら複雑な思いもあります。
なぜパルナに取材がくるのか、それは町の本屋がもうなくなりつつあるという事情が裏にあります。
まわりを見てください。町の本屋さんてありますか?
実は町の本屋だけでなく個人商店そのものがビジネスとして成立しない世の中になっているのです。
個人で独立できる業界は飲食店と美容院くらいでしょうか・・・

昨年末、京都の絵本専門店「きりん館」がお店を閉められました。
専門店として業界でも昔から評価の高かったお店です。
私自身も児童書の勉強をする際きりん館の奥様が出版された書籍を読んでいたくらいですから、ショックでした。
職人的な専門知識を持っていても対応できない時代になってしまいました。

パルナも3月に2人のアルバイトスタッフが卒業しました。
かわりに男性アルバイト2人が入り、今や全員が男です。
むさくるしいことこの上ない、この夏が憂鬱です。

次回からもう少し本屋らしい
最近読んだ本のことなど書いていきたいと思います。