パルナ書房

京の表は壬生、裏に回れば島原の町の本屋~2013年4月でパルナ書房は閉店いたしました。

「性愛」格差論

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「性愛」格差論
腐女子化する世界
希望格差社会、下流社会がベストセラーとなって以来
ここ数年、格差社会をテーマとした新書が毎月のように出版されています

東大生の親の平均年収は1000万以上

高学歴の家庭ほど収入が多く
家庭の収入が高いほど子供の進学率も高い
バブル崩壊以降の就職難で進学率と就職率の格差が拡大
正社員とフリータの収入の格差が生まれ
その結果、格差の固定化、世襲化が進んだ

さらに将来の夢や希望そのものに格差が・・・
一億総中流社会はもはや遠い昔

恐ろしいような話ですが、
私も書店経営のなか、いろんな局面で(スタッフの面接等)
そのような社会になったことを実感します

付け加えて
高学歴、高収入者ほど結婚率も高いとか
実際、書店人の低所得と未婚者の多いことを業界人のみなさんはご存じのはずです

しかしちょっとまわりを見渡してみると
高学歴高所得者でありながら異性と縁の少ない人たちがおられないでしょうか?
私の周りには理系の超高学歴の男性が多いのですが
就職先の縁は多いのに女性の縁は少ない方がたくさんおられます
スタッフに理系の国立大学生がいますが
クラスメートはみんな女性と縁がないと笑ってます

一方で街を歩けばおよそ学歴が高いとは思えないようなイナセなお兄さんが
素敵な女性を伴って歩いていたり・・・

社会を性愛という別の角度から見たとき
収入や学歴だけでははかれない幸福度があるのでは
そのモテとモテない格差
幸せとか何か

「社会的ひきこもり」の著者で精神科医斉藤環が
「負け犬の遠吠え」の酒井順子の質問に答える
対談形式で展開しています

オタクとヤンキー文化の普遍性
女医と看護師との関係

腐女子の存在

おっと思ったのは斉藤環の態度
酒井順子の質問に必要以上にくどいほど懇切丁寧に解説しているところ
その気の使いように彼自身がオタクなんだな〜女性が苦手なんだなと
書き下ろしではわからない対談の面白さですね

ただ新書一冊では語り切れていないようです
ヤンキー文化、だけでも一冊書けそうです。

例えば腐女子の存在は日本だけなのか?
欧米では?アジアでは?

ぜひ続編を出して欲しいものです
対談者を変えてもいいかも
ダメンズウォーカの「くらたま」なんか面白そうです

どうですか中央公論新社のH君!

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